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今回の有機フッ素化合物、PFOAの禁止のきっかけの1つとなったのが、2000年にアメリカで起きた健康被害です。大手化学メーカー「デュポン社」。かつて、調理器具などを作るために、大量のPFOAを製造していました
排水に混ざったPFOAが川に流され、飲み水を汚染。周辺の住民の体内に取り込まれていったのです。
工場の下流50キロの町に住む、アール・ボドキンさんです。およそ10年間、汚染された水を飲み続けていました。22年前、下痢や下血が続く難病、潰瘍性大腸炎を患い、大腸を摘出する手術を受けました。
被害者 アール・ボドキンさん
「病気は、私の人生を完全に変えてしまいました。私はいつもトイレの近くにいなければなりません。食事をはじめ、できることはずっと限られてきました。私のような人は、もう二度と出てほしくない。」
PFOAと健康との関連は、工場周辺の住民7万人の調査から明らかになりました。住民たちの血液中のPFOAの濃度の平均は、アメリカ人全体の20倍に達していました。
中でも、血中濃度が高い人たちでは、低い人たちに比べて、6つの病気の発症率が上昇していました。ボドキンさんが発症した潰瘍性大腸炎や腎臓がんなどです。
URLリンク(www.nhk.or.jp)
(クローズアップ現代より)