14/01/04 12:18:48.26 iU12+U2D
もちろん日本はコンテクストが違います。もちろん私は戦争に大反対です。私は兵役義務
も拒否しました、フランスは平和の勢力であろうとして来た。私はその方向でフランスの
戦略を支持してきたのであり、イラク戦争でのフランスの態度は正しかったと思っていま
す。倫理的にも道徳的にも、そういえるのです。最終的にはもちろん核の廃絶が目標で
あるべきです。現実の短期中期的な展望のもとでは、冷戦構造の終わりの後、普遍的な
平和が初めて可能になったと思いました。しかし結局はアメリカの一極システムによって
ミサイル防衛システムをさらに開発し再武装をはじめたわけで、むしろ不安定要因が増え
たとわれわれは見る。ですから多極的な、あるいはマルチラテラルな協調関係を作ってい
く必要がある。そのためには、日本の役割が重要だとういうことです。
色々なシナリオがあって、アメリカのシステムの崩壊という悲観的な状況になった場合、
日本がこの核保有というオプションをまったく真剣に考えないで外交的な自立を考えてい
くことができるとは思えません。ドイツと日本は第二次大戦の敗戦国で同じような状況に
ありました。ドイツの核武装もあり得ないことではないですがまだ問題にはなっていません。
アジアでの安定のために相互の破壊を避けるためには、日本に小規模の核抑止力を持って
くれと国際世論が要求するかもしれません。そういうオプションもありうるということを
申し上げたいわけです。