【2012年大河ドラマ】平清盛アンチスレPart27at NHKDRAMA
【2012年大河ドラマ】平清盛アンチスレPart27 - 暇つぶし2ch849:日曜8時の名無しさん
12/12/29 02:43:17.52 qbxxweWE
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 様々な登場人物が魅力的に現れる。彼らには彼らの価値観、彼らの中にある様々な思いが歴史の狭間で揺れ動く。
類型化させることなく、個性を爆発させながら彼らはその時代を生き、やがて様々な運命の中で消えていく。

 愛する者を白河院に奪われた不幸の人、エア弓矢のインパクトで視聴者にショーゲキを与えた鳥羽法皇、貴族社会を守るために厳格に生きながら、
信西との争いに敗れる、は人呼んで「悪左府」藤原頼長、子供の頃からの「宋へ行く」夢を図らずも政治の世界で実現しようとしながら志半ばで斃れる信西、
清盛を忌み嫌いながらも、やがて「平家」が貴族社会で生き残るための捨て石になろうとする清盛の叔父・平忠正、保元の乱で後白河天皇と争いながら破れ、
流罪先で亡くなる際に無念の為怨霊になってしまう崇徳上皇、鳥羽上皇の側室とと道ならぬ恋の果てに出家し、
やがてたびたびドラマに現れながら最後にナゾの「能力」を開花させ、主人公・清盛と語り部・頼朝の橋渡しを行う西行など、
個性的で強い印象を残していく登場人物たちが登場する。

 そして、清盛の成長に欠かせぬ男たちが4人いる。ファンからは「パパ盛」の愛称で親しまれた「前半部のもうひとりの主人公」、
厳しさと愛情のバランスの中で跡継ぎとして清盛を育てていく「育ての父」忠盛。平氏に対する源氏の嫡流にして少年時代から互いを意識し高め合う源義朝。
同じ白河院の「忌み子」として世をすねていた皇子が、様々な過程を経て天皇になり、やがて清盛の前に巨大に立ちふさがる巨魁・後白河法皇。
そして、彼をかつて自分が見た「高みからの風景を見せよう」として、死後も清盛の中で生き続ける「実の父」白河法皇である。

 その他「源氏物語」が大好きな「元祖・腐女子」として登場しながら、やがて平家のまとめ役として力を発揮する清盛の継室・時子、
清盛の後を継ぐ棟梁として後白河法皇に使えるものとして生真面目に生きながら、その生真面目さゆえに清盛と後白河法皇の板挟みとなって苦悩する平重盛、
迷走しながらも時に慧眼を見せる時子の弟・平時忠をはじめとする平家一門の面々や、海賊討伐時代に出会い、常に清盛の側で脇を固める鱸丸改め平盛国、
元・海賊で後に清盛の拠点・福原の造営の中心となる兎丸、軟化する平家一門の中で一人一徹体育会系スタイルを貫いて
晩年の清盛に命がけの諫言を行う伊藤忠清など、清盛を陰日向に支える人々も活写。清盛はやがて、白河法皇と同じような、「この国の頂」へと駆け上がっていく。

 そこに待つ、清盛が見る風景とは何か。そして、その頂に立つ清盛がなしえた事とは何か。それがこのドラマの大きなテーマのひとつである。


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