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2011年の日本の貿易収支は赤字に転じ、第2次石油危機後の1980年以来、31年ぶりに貿易赤字国へ転落することが確実だ。
東日本大震災や円高の定着で輸出が伸び悩む一方、東京電力福島第1原発事故に伴う国内原発の相次ぐ停止で、火力発電燃料の輸入額が大きく膨らんだのが主因。
円高基調が変わらないことなどで、貿易赤字は今後、数年続くとの見方もある。
11年の貿易収支は25日に発表される。
「貿易立国」で高度経済成長を実現した日本は、81年から一貫して貿易黒字を享受。
10年の年間貿易収支は7兆円近い黒字だったが、11年は1月から12月中旬までの累計で2兆7842億円の赤字を記録した。