11/01/03 12:10:54 0
十字軍の時代にも、キリスト教徒(主としてイタリア商人)とムスリムの交易が
完全になくなることはなかったなあ。
アイユーブ朝時代には、イタリア商人は自由にエジプト国内を旅行できた。
マムルーク朝の前半バフリ時代には、デルタ地帯にしか住むことを許されなかった。
第七回十字軍ではフランス王ルイ9世がカイロを攻撃しようとしたので、イタリア商人たちは
アレクサンドリアから追放された。しかし、ヴェネツィア人は1254年にスルタンと
協定を結んで、貿易を再開している。
そして、1345年には、教皇の許可のもとに、有利な通商協定を結び、紅海からの
香料を買い付けて、ヨーロッパで独占販売するようになり、非常な利益を上げた。