【NHK広島】 ドラマ「火の魚」2 【芸術祭大賞】at TVD
【NHK広島】 ドラマ「火の魚」2 【芸術祭大賞】 - 暇つぶし2ch270:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 12:14:48 evD1OWfcO
名作の舞台裏
本日13:30~16:30
横浜情報文化センターにてトークイベント

抽選で当たったので行って来ます。

271:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 13:13:41 zr07cAle0
>>270
ネットに書き込める内容があったら教えてね

272:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 22:17:18 evD1OWfcO
了解です。
募集が200人のところ、応募は700人以上だったそうです。
受付時間20分前で40名前後いました。
早めに来た方はやや年齢層高め、最終的にはほぼ満席で子供~高齢者まで色々いました。
原田芳雄さんは特に役作りせず、尾野さんの演技に反射的に演技されていたそうです。
撮影は広島市内や東京の場面(これも予算の関係で広島市内)以外はほぼ時系列で行われたそうですが、原田さんはバラバラに撮影された方が好みとの事でした。
前後が分かると前の場面を引きずるからだそうです。

273:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 22:24:00 evD1OWfcO
(すみません、順番が前後しました。原田さんは~の前に下記の説明が入ります。)

13:30~今回のイベントの主旨説明があり、53分の本編を(映画館より小さいですが)大画面で流し、15分休憩の後に14:45~16:35位にトーク&質問コーナーがありました。

上映は、画面がちょっと暗かったので少し見辛かったですが、逆に影絵部分が際立って本当に影絵を見ているみたいで臨場感がありました。
映像はDVDらしくあまり綺麗ではありませんでしたが、音響はテレビよりも良く、「このシーンにこんなBGMあったっけ?」と思った程です。

274:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 22:27:18 evD1OWfcO
原田さんは、役者は演じているとその細部に目が行き、物語が解っていないこともあり、観客(視聴者)の方がより理解していることもあると言われました。
10年位経つと客観的に見れるという様な話をされました。
原田さんは、折見との出会いのシーンの「ああ」には本気でムカッと来たそうで、バケツの水をかけようとしたのもアドリブだそうです。
折見に「本当の事」(過去は素晴らしい作品を書いていたけど、今は駄作だ。何を怠けているんだ)を言われた時には頭に来たけど、あまりに的確で快感に変わったとの事でした。

275:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 22:29:24 evD1OWfcO
東京の場面は、実は予算の関係で広島での撮影なんだそうです。(笑)
原田さんは、テレビで見たスタジオパーク出演の時より若くてかっこ良かったです。
尾野真千子さんは華奢で肌がつるんとして綺麗でした。
特に横顔が美しかったです。
演出家の方の言葉に戸惑ったりしていました。
金魚を殺すシーンの話をした時は涙ぐんでいました。
魚拓には死んだ魚を冷凍にしたものを使用し、撮影に使われた金魚は今も広島放送局の7階で「さちこ」という名前をもらって生きているそうです。
(本当かな?(笑))
出演者やスタッフの名前、「冥土カフェ」等の文字は広島放送局の経理の方、砂浜の龍の絵は大学生が無償で作成してくれたそうです。

276:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 22:33:30 evD1OWfcO
イベントに参加して気付いたのですが、「火の魚」には監督はいないみたいで、お話を聞いていると演出家の黒崎博さんが室生さんの原作を元に構想し、出演者や他のスタッフと共に肉付けしていった様な感じでした。
私は「渡辺あやさん」の独創性だと思っていたのですが、骨格は「黒崎博さん」がほとんどすべて作り上げたという印象を受けました。
室生さんのネガティブな感情やコンプレックスに惹かれ?8年前に「金魚を魚拓にするドラマを作りたい」と言ってプロデューサー?スポンサー?を探したけどなかなか見つからなかったとの事。
その後、制作の行成博巳さんが協力してくれて、黒崎さんがこの人に演じてもらいたい、この人に脚本を書いて欲しい、この人に影絵をお願いしたいと色んな人に掛け合ったそうです。

277:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 22:36:00 evD1OWfcO
広島放送局は原爆の被災地という事もあり、ドキュメンタリーが中心でドラマスタッフはおらず、カメラマンの内一人がドラマの人で、それ以外はドラマ以外のスタッフが中心で制作したとの事でした。
黒崎さんは、今回のイベントの「名作の舞台裏」というタイトルに恐縮していて、「みんな名作を作ろうと意気込んでいた訳じゃない。たまたまこの様な形になった」みたいな事を言っていました。

ラストの「煙草吸いてぇ~!」も、折見に惹かれ始めた村田が「実にまずい事になった」というナレーションも、真っ赤なバラの花束も原田芳雄さんのアイディアだそうです。
「煙草吸いてぇ~!」は村田が「生」を取り戻すという重要なセリフだし、真っ赤なバラも「命」や「金魚」を象徴するかの如く重要アイテムなのでとても意外でした。
みんなで作り上げたという印象が強く残りました。

278:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 22:39:43 evD1OWfcO
どの島で撮影するかは、司会の渡辺紘司さんと行成博巳さんと黒崎博さんでいくつか島を巡り、その下見の時にイメージしたものがいくつもドラマに活かされているそうです。
ちなみに村田と折見がガチンコ勝負したあの部屋は、床の抜けそうな「蔵」の2階を使わせてもらったそうです。
黒崎さんはあの二人の掛け合いに(直接的なセカンドバージンとは別の)エロティシズムを感じていて、村田のサディスティックさもあり「SMの部屋」と読んでいたそうです。
そこで会場からドッと笑いが起きました。
尾野さんもウケていましたが困っていました。

279:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 22:45:48 evD1OWfcO
そういえば、上映会の時もちょくちょく笑いが起きていました。
村田がウォーキングしていて島民の挨拶を無視した場面、折見との出会いの「ああ」に村田がムッとした場面、折見が「伊藤の首は折れておりません」と言う場面、村田が折見に水をかけようとする場面、本屋で唾をつけてページをめくる場面などは小さな笑いが。
折見が島民の人に影絵をもう一度やって欲しいと言われて、村田が「やれ!」と言う場面。
「冥土カフェ」の場面、「モテている気分でございます」→「あながち気のせいでもないぞ」と言う場面では、はっきりした笑いが起きました。
(大勢の人と見る良さですね。ちょっと嬉しかったです。)

言い回しやニュアンスなど色々違うところもあるかと思いますが、今日のイベントを思い出しながら書きました。
渡辺あやさんにお会い出来なかったのは残念ですが、参加出来てとても良かったです。
拙い文章ですみません。

280:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 23:05:18 qYepfUkc0
>>270
羨ましい、落ちゃった
レポ宜しく

281:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/23 23:28:46 a1iHjZWU0
test

282:280
10/12/24 02:23:12 QC7BRPUN0
良く読まずにレポ宜しくと書いてしまいました。(^^;)

丁寧なトークイベントのレポート有り難うございます。

脚本家の力でこのドラマが印象に残る作品になったのだろうと推測していたので、
黒崎氏が殆どのドラマの内容を既に推考し演出していたことが意外でした。

後は印象に残るエピソードが芳雄ちゃんのアドリブだというこが解り、何か嬉です。

抽選に落ちてしまったので、その場でスタッフ&キャストの話が聞けた>>270さんが
羨ましいですw

また何か面白いこを思い出したら、書き込みを期待しています。ヨロシク<(_ _*)X(*_ _)>ヨロシク

283:280
10/12/24 02:30:55 QC7BRPUN0
× 後は印象に残るエピソードが芳雄ちゃんのアドリブだというこが解り、何か嬉です。
○ 後は印象に残るエピソードが芳雄ちゃんのアドリブだということが解り、何か嬉です。

284:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/24 20:48:36 OoVRmj0D0
おおー、素敵レポありがとう
また録画を見直そうかな

285:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/25 01:27:15 haFaELli0
> 「火の魚」には監督はいないみたいで、お話を聞いていると演出家の黒崎博さんが

一般に、映画では「監督」という言葉を使うけど
テレビドラマでは「演出」という言葉を使うようですよ。
レポを読んだ印象でも、黒崎さんが監督にあたるということでいいのでしょう。

286:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/26 22:22:51 HxrVON4GO
>>285
そうなんですか。
ありがとうございます。

テレビでもう一度ぐらい再放送があると思うと言っていました。

思い出したこと。
影絵に幸福の王子を選んだ理由と、火の魚の意味等の質問がありました。
幸福の王子は命の物語でドラマとリンクした内容である事、火の魚の意味はよく聞かれるけど色んな捉え方がある、でも大元は小説のタイトルだと言っていた気がします。
意味は、見る人それぞれでいいのでは?と言っていた気がします。
(記憶が曖昧ですみません。)
「幸福の王子」や「龍」など、色んな小道具にも一つ一つ拘りを持って作っているそうです。

また尾野さんは、病院で薔薇をもらったシーンは絶対に泣かないつもりだったとか。
原田さんは『「ストレスだなぁ」って頓珍漢な事を言って』と言い、尾野さんは『「ストレスだなぁ」なんて頓珍漢な台詞を言われて』と言い、「ストレスだなぁ」がみんなから「トンチンカン」と言われてるのがおかしかったです。
(確かに頓珍漢なんですが…)
原田さんは「行く」「何も言うな」「行け」など単語ばかりで難しかったけど、折見の背中を見た時に浄化?された気がしたと言っていました。
折見が去っていく姿をカメラが若干ズームした所は、黒崎さんは絶対ズームしたくなかった!!と言っていて、司会の渡辺さんはカメラマンの気持ちが入ってしまったんじゃないか、でもズームという程のズームではないと言っていました。
絶対ズームにしたくない、かといって撮り直しはきかない、撮り直ししてはいけないシーンだし…と葛藤したみたいです。
見ている側からは気付かないかもしれない、そんな細部にまでこだわって作られているんだなぁと思いました。

あとは、撮影前の心構えを聞かれて尾野さんが「特にないですけど、ニキビが出ない様に病院に行っておく位です」とはにかみながら言っていました。

287:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/27 00:51:24 WIcKJjPC0
「ストレスだなぁ」の頓珍漢シーンを見たくてw

もう一度病院の石段のところから見直しました、芳雄ちゃんが薔薇の花束を渡すところで
尾野さんは涙を落としていますね。

折見が病院に戻る後ろ姿僅かですが確かにズームインしてますね、黒崎氏の言うとおりあそこは
定点で取った方がより自然だった気がします。(自分もビデオ撮るので加減に非常にセンスがでます)

そういう拘りをもって創っている黒崎氏は、やはり優れた演出家ですね。

>>286さん、有り難う御座いました

288:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/29 13:07:55 f80n6QbJO
いいえ。
読んで頂きありがとうございました。

大事な話を思い出したので追加です。
当初、黒崎さんは折見を「臓器移植が必要な病気でドナーを待っている」という設定にしたかったらしく、渡辺あやさんは「死に至る病気」にする方がいいという事でかなり対立したそうです。
時間の関係で、臓器移植が必要な病気はうまく描き切れないとの事で癌になったそうですが、はっきりと死に至る病気にした事で、よりテーマがよりくっきりした気がします。
この話題が出る前ですが、黒崎さんは渡辺あやさんの事を「綺麗な方」「残酷な方だ」と行っていましたが、「残酷な方でないとこんな物語は描けない」と敬意をこめて言っていました。
終わりです。
よいお年を!

289:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
10/12/30 20:39:11 +42R09f40
成る程生死を物語にした方が緊迫感が浮き出るし、そう言う意味で前半の影絵のオスカー・ワイルドの幸福の王子の話を
折見が選んだことが生きてきますね。
短絡的にツバメが折身で、良雄ちゃん演じる老作家がとうのいった王子とも思えますね。
ご報告色々有り難うございました。
では良いお年をお迎えください。<(_ _)>


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