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韓国政府はサムスンやLGなど韓国企業と協力し、グーグルの基本ソフト(OS)「クロームOS」
に対抗できるOSの開発に乗り出す。OSとは、米マイクロソフト(MS)の「ウィンドウズ」やグー
グルの「アンドロイド」のように、各種のIT機器を作動させるための基本となるソフトウエアだ。
知識経済部(省に相当)のキム・ジェホン成長動力室長は、22日に行われた記者懇談会で「企業
と合同でコンソーシアムを組み、韓国独自のOSを開発する計画」と述べた。キム室長は「スマート
フォン(多機能携帯電話端末)やタブレットPC(タッチパネル式の表示・入力部を持つ携帯可能
なパソコン)用のOSは、すでにグーグルとアップルが市場を占有しているため(競争は困難だと
考え)、次世代のOSといわれるウェブ基盤OSを開発する予定」と説明した。
ウェブ基盤OSとは、主なファイルやプログラムをPC(パソコン)のハードウエアではなくインタ
ーネットのサーバー上に置き、必要なときに呼び出すという概念で、IT機器の構造を簡素化・
小型化できるのが特徴。スマートフォン用のOS「アンドロイド」を開発したグーグルは、今年
5月にウェブ基盤OS「クロームOS」を発売した。
政府はまず、ウェブ基盤OSをデスクトップPCやノートPC用に開発し、成果が良ければスマート
フォンやタブレットPC用に拡張していく計画だ。また、このOSはグーグルの「アンドロイド」
と同様に、誰でも自由に利用できるオープンソース形式で開発し、多数のユーザーを確保する
としている。
■クラウドコンピューティング
自分のPCではなく大型サーバーコンピューターにファイルやソフトウエアを保存しておき、必要
なときにインターネットを通じて利用するサービス。
全洙竜(チョン・スヨン)記者
朝鮮日報 2011/08/23
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