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(ニューヨーク=聯合ニュース)日帝強制占領期に伊藤博文を狙撃した安重根義士を米国ニューヨー
クの観客はどんな見解で眺めるだろうか。
韓国人の立場では民族の敵を処断した「英雄」だが日本の視点から見れば自らの高位官僚を殺
害した「テロリスト」と断罪してしまうことができる。9.11テロ以後、テロ被害意識に捕らわれている
ニューヨーカーがひょっとして安義士を一介のテロリストと見ることになりはしないだろうか。
安重根義士の一代記を描く我が国の創作ミュージカル「英雄」がニューヨーク・リンカーン・センタ
ーで公演されればその答が出そうだ。製作と演出を引き受けたユン・ホジン、エイコム・インターナ
ショナル代表は「今回のミュージカルでは安義士だけでなく伊藤博文も英雄的に描かれる。このミ
ュージカルは歴史の車輪の中でなぜ彼らが死ななければならないかを描写している」と話した。
安重根義士を単純に我が国の見解から描くために作ったのではなく、どうすれば人類が共存しな
がら平和に暮らせるかを人間の本質的な面を調べることによって解答を求めたということだ。
彼はまた「安義士が獄中で書いた東洋平和論は今日の国連の平和理念と一致する」としながら
「こういう理由で開幕日の8月23日を国連の日に定めてパン・ギムン国連事務総長と各国国連大
使らを招請した」と話した。
ユン代表は「今回の作品'英雄'でも以前、話題になった'明成（ミョンソン）王后'のどちらも日本と深
い関係がある作品で、日本で公演することが目標」としながら「いつかは実現されると期待する」と
話した。
彼は「英雄は5年間の心血を注いだ作品で実際、実物大の汽車模型が登場するなど韓国ミュージ
カルの高い水準を見せる計画」としながら「舞台上で映像と交錯して魔法が起きたように見えるよ
うにする」と話した。
この作品は様々な面でミュージカル「明成王后」の続編にあたる作品だ。今回公演する劇場が14
年前、明成王后が公演されたニューヨーク・ステート劇場で、その後の再補修を経て名前がリンカ
ーン・センター／デービッド・コック劇場に変わった。
97年当時、気難しいことで有名な手続きを通過して'明成王后'が公演され、公演末には座席が連
日売り切れて一日200～300人の観客がチケットがなくて帰らなければならなかった。今回の「英
雄」をニューヨークで公演する上で「明成王后」の名声に後押しされたと製作会社は明らかにした。
ソース：聯合ニュース(韓国語) "ミュージカル'英雄'は人類平和の話"
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