12/08/31 22:51:39.61
「おう、佐藤、お前を殴ったいう奴はどいつじゃ?」小林が尋ねる。
「こいつら2人ですわ!」と、佐藤が、藤本翔士と岩上哲也を指差した。
「フーン、で、もう1人のこいつは?」と小林が聞いたところで藤本が、
「待ってくれ、こいつは運転手やってもろうただけやねん!こいつは関係ない!許したってくれ!」と叫んだ。
「ほぉー、で、組の名前出したのはどいつや?」再び小林が佐藤に聞く。
「それはこいつです!」と佐藤が岩上哲也を指差した。
「おめぇか・・。」小林が岩上にゆっくりと近づく。
「あ・・、いや、あれは本当は・・。」岩上が弁明しようとしたが、小林が言葉を遮(さえぎ)る。
「残念やったな。わしゃあ、ヤクザ大嫌いなんじゃ!」そう言いながら手に持った警棒を頭上に振り上げ、次の瞬間、思いっきり岩上の頭めがけて斜めに振り降ろした。
ガツッと鈍い音がして警棒は岩上の横顔を直撃した。「ぐぁっ!」と悲鳴を上げて岩上が倒れ込む。
「おぅ!お前らもやったれ!」小林が叫んだ。「ヒャッホー!」と楽しむような声を上げて、小林側の数人が一斉に襲いかかった。
ここから一方的なリンチだ。バットで殴り金づちで殴り、鉄パイプで殴り、倒れた所を何人かがかりで蹴りまくる。
「オラー!」「死ねやー!」と声を上げながら藤本と岩上を一方的に痛めつける。2人はみるみる顔が腫(は)れあがり、血ダルマとなった。
「や、やめて下さい・・。」「すいませんでした・・。」2人はリンチを受けながら謝るが、小林側は全くの無視だ。