16/11/07 15:36:29.57 CAP_USER9.net
【球界ここだけの話】
スタンドでビールを飲みながら選手のプレーに一喜一憂する。野球観戦の醍醐味の1つだ。一方で、自宅やスポーツバーのテレビで観戦するという人もいるだろう。
近年、野球中継の視聴率は低下気味。関西で注目度の高い阪神戦でも、20%を超えることはほとんどなくなった。ここ3年の阪神の開幕3連戦の視聴率をまとめてみると、こうなる。
2014年は3月28日の巨人戦(東京D)の第1戦が13・1%、29日の第2戦で9・5%、30日の第3戦も12・0%。和田監督の最終年となった昨年は、3月27日の中日戦(京セラD)の第1戦は11・8%で、28日の第2戦は6・9%、29日の第3戦は9・4%だった。
金本新監督を迎えて臨んだ今年も、3月25日の中日戦(京セラD)は13・9%。26日の第2戦も9・3%で、27日の第3戦も10・9%と大幅増には至らなかった(数字はすべてビデオリサーチ調べ)。
だが、主催試合の観客動員数は71試合で291万562人。1試合平均で約4万1000人と、昨年の約3万9900人を上回った。新監督への高い注目の表れか、視聴率に変化はなくとも球場に足を運ぶファンは増えていた。在阪テレビ局関係者も「阪神タイガースを応援している在阪局の立場として、多くの阪神ファンの方が球場で観戦していることはうれしいですが、本音はテレビでも見てもらいたいですね…」と複雑な心境だ。
なんとか視聴率を向上させようと、在阪局も必死だ。サンテレビとのリレー中継などで試合終了後まで放送するABCテレビは、創立65周年を迎えたことに絡め、阪神のチーム65本目の本塁打を放った選手を当てた応募者1人に65万円をプレゼントする企画を実施。昨季の中継日の試合結果が2勝11敗と大幅に負け越し、球団側から「きょう(の中継)はカンテレさんですか…」と“疫病神扱い”されていたというカンテレは午後7時からの中継が多かったが、今年はニュース枠を使い、午後6時10分頃から放送する形を取った。
野球中継では球場ではわかりにくいベンチでの監督の表情や、選手のしぐさなど細かい部分を見ることができる。創意工夫を凝らす各局の中継にも注目して見てもらいたい。(西垣戸理大)
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