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楽天ブックス「ノンフィクション部門」で１位になるなど、半グレ集団「関東連合」の裏ビジネスの実態を描いた「聖域 関東連合の金脈とＶＩＰコネクション」（宝島社）が話題を呼んでいる。
現在５万部を突破し、これまでの２作と合わせた３部作の累計で２９万部を記録している。
２０００年代に関東連合はＡＶや芸能プロダクション、闇金、ＩＴ関連会社などを立ち上げ、いかにして金を稼ぎ出したのか。
パソコンなどに残していた克明な記録を基に、１年半かけて元リーダーである柴田大輔氏が実名で執筆した。
３部作の完結編に柴田氏は「実名で出版したのは一つの決意表明。関東連合が独り歩きしている部分があるので、それを終わらせたかった。
仲間のことや自分のことも本来書くことを望んでいないけれど、中途半端では終わらせないというけじめ」と説明。
ネット上などで情報があふれ、膨れ上がった“関東連合の虚像”に終止符を打つためにも書いたという。
敵対するメンバーとの確執にも触れており、決別宣言と言える一冊となっている。
◆柴田 大輔（しばた・だいすけ）東京都杉並区出身。１９７９年世代の関東連合の元リーダー。
「工藤明男」のペンネームで１３年に処女作「いびつな絆 関東連合の真実」を発表。「酒鬼薔薇聖斗と関東連合」も出版。
URLﾘﾝｸ(www.sponichi.co.jp)
2016年11月20日 08:30