15/03/01 09:38:50.05 tnR61ZO10.net BE:736790738-PLT(12000) ポイント特典
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「八捜隊」の的確な行動が命救う 岩手山滑落男性救助
八幡平市の岩手山(2038メートル)8合目付近で25日、滑落し動けなくなった仙台市太白区の男性(42)は26日早朝、
県防災ヘリで救助された。
男性は盛岡市の県高度救命救急センターに運ばれ、右大腿(だいたい)骨骨折の重傷。
同行していた仙台市の男性(52)にけがはなかった。
雪上を100メートルほど滑落したとみられ、厳寒の冬山で一夜を明かしたが、救助隊が未明から入山し、いち早く2人を
発見したことが帰還につながった。
25~26日は県警山岳遭難救助隊が八幡平市の大深山荘周辺などで冬山救助訓練中だったため、2人の救助は
民間人らの八幡平遭難対策委員会捜索救助隊(八捜隊)が担当。
岩手署などによると、2人は20年以上の登山歴があったという。25日は午前9時半ごろ、焼走り登山口から入山。
山頂付近の避難小屋で宿泊し、下山する計画だったが、小屋に向かう途中で滑落したという。
「尾根を歩いているときに足を踏み外し滑落してしまい、木につかまって止まった」などと話しているという。
<未明に出発、夜通し捜索>
男性の無事救助には、八幡平市の民間人や公務員らでつくる八幡平遭難対策委員会捜索救助隊(八捜隊)の夜を
徹した活動が大きな役割を果たした。
滑落・負傷の一報を25日夜に受け、同隊の高橋時夫隊長(66)と岩手署員らが対応を協議。
同行の男性との携帯電話でのやりとりから▽場所がある程度特定できた▽男性に骨折の疑いがあり、低体温症の危険
もある▽予報によれば26日午後から天気は悪化する―などの状況を総合的に判断、26日未明の救助出発を決断。
隊員6人は各自が身に着けるヘッドランプのみを頼りにスキーで進み、午前4時15分ごろ男性らを発見した。
隊員たちは、負傷し動けない男性の意識が混濁しないよう声を掛けて励まし続けたほか、お湯を沸かして体を保温し
続け、救助が急がれる状況で岩手山を熟知した救助隊の的確な行動が2人の命を救った。
徹夜の活動を指揮した高橋隊長は安堵(あんど)の表情を浮かべながらも「今回は疲労による転倒とみられ、行動時間
が遅すぎる」と指摘した。
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