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プロ野球の頂点を争う「SMBC日本シリーズ2015」(7試合制、4戦先勝方式)は27日夜の第3戦、
ソフトバンクに2敗を喫したヤクルトが1勝2敗に戻した。が、地上波で中継した第1~3戦の関東地区の
視聴率は7.3~10.8%(以下、視聴率は全てビデオリサーチ調べ)と振るわなかった。
どうした日本シリーズ--。【須藤唯哉、小林悠太】
◇地域格差、痛い地上波…関東勢出場なのに7.3~10.8%
関東勢が出場しながら関東地区の視聴率が1桁台にとどまったことは過去にもあった。
ロッテが中日と対戦した2010年の第3、4戦が直近の例だ。ただ、ヤクルトが01年に近鉄と
日本一を争った5試合は14.3~19.0%。今回の3試合の視聴率はこれを大幅に下回る。
関東地区では1都3県に巨人、DeNA、ヤクルト、ロッテ、西武の5球団がひしめく。このうち、
出場した日本シリーズで高視聴率を稼げるのは、近年は巨人だけ。ある球団関係者は
「交流戦もクライマックスシリーズもある。日本シリーズがあきられているんじゃないか」とみる。
ところが、ソフトバンクの地元、北部九州地区での今シリーズ3戦の視聴率は15.5~29.9%。
地方と関東の視聴率格差が広がっている。その傾向はペナントレースでも顕著だ。広島市のローカル局
RCCテレビ(TBS系列)が10月7日に放送した広島-中日戦の広島地区の視聴率は44.5%に達した。
今シリーズの4戦を中継予定のフジテレビの亀山千広社長は23日の定例会見で
「系列ネットワーク局にとって宝のコンテンツ」と理解を示す一方で「フジのことだけを考えれば野球中継は苦しい」
と本音ものぞかせた。
プロ野球ファンの漫画家のやくみつるさんは言う。「スタジアムの観客の入りを見ても、
野球ファンが減っているわけではない。(視聴率の地域格差は)野球が地域に根付いていることの反作用。
試合の結末が見られない地上波より、BS・CSで見る方がいい。野球中継が地上波のコンテンツという
時代ではないということ」
ただ、試合の放映権は、球団の収入源。地上波の方が、BS・CSよりも球団の実入りは多いとされる。
「ヤクルトのファンが頑張らないと」。視聴率格差を耳にしたソフトバンクの工藤公康監督も、
関東での注目度アップに期待している。
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