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人材サービス大手のエン・ジャパンが21日に発表した4月の派遣社員の募集時平均時給は、三大都市圏(関東、東海、関西)で前年より1.1%(16円)低い1517円だった。他業種に比べ時給の低い介護系分野の求人増で平均時給は下げたものの、業種別では全分野で前年を上回った。
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派遣社員の求人が活発さを増している
年度初めの4月は例年求人が減る。今年は人材獲得意欲が高く、求人数は前年比1.64倍と大きく増えた。求人の6割を占める事務などオフィスワークは、前年比1.1%(17円)増の1546円だった。医療・介護は同1.8%(22円)増の1239円だった。
派遣スタッフは3月末で契約期間が終わることが多く、3月は新しいスタッフの求人が増える。4月は例年、この反動で採用の動きが一旦落ち着く。
今年は「求人活動は活発なままだ」(同社の沼山祥史・派遣会社支援事業部長)。法改正の影響で9月末以降、派遣先の直接雇用や派遣元での無期契約に切り替えて今の仕事を続けるか、派遣先を移るかの選択を迫られるスタッフが増える。沼山氏は「秋に向け新たな仕事を探すスタッフが増え、企業も積極的な求人を続けている」と分析する。
同業大手のリクルートジョブズが同日発表した4月の派遣社員の募集時平均時給は、三大都市圏で前年比2.2%(36円)高い1662円だった。
2018/5/21 13:10
日本経済新聞
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