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故伊丹十三監督が、自宅前で襲撃され重傷を負ったのは、平成4年5月だった。
暴力団を徹底的に批判した映画「ミンボーの女」が、公開されて
まもなくのころだ。果たして半年後、警視庁に逮捕されたのは
暴力団幹部ら5人だった。
「民暴」とは、暴力団が一般市民の民事的紛争に介入して、不当な
利益を得ることを指す。映画のなかで、主人公のミンボー専門の
女性弁護士が、暴力団に食い物にされてなすすべもない一流ホテルの
幹部を前に、熱弁をふるうシーンがある。
「毅然(きぜん)と対決すべきです。脅しには屈しない。
いわれのないお金は払わない」。ヤクザ撃退策を徹底的に調べ上げた、
監督からのメッセージであったろう。映画の公開は、暴力団対策法の
施行とも重なっていた。犯行の動機は、監督への反発だけではない。
暴力団追放の機運の高まりに対する挑戦といえた。
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