04/06/10 03:54
アダルトもの、つまりエッチなゲームの割合は、日本のゲームソフトの25%以上を占めると言われている。
だが、こうしたゲームの米国市場への浸透は、それほど進んでいない。
ゲームのタイトルをざっと見ていると、近所のアダルトビデオ・ショップに入った気分になる。ありがちな
設定と登場人物による浅はかな展開。とはいっても、もちろん目当ては画像なのだけれど。そしてクライマックスでは、
体液にまみれ、みだらに陰毛を露出させた裸のキャラクターを目にすることになる。
こうしたタイトルをゲームと分類するのは、どうかとも思われる。ゲームは至って単純だ。グラフィックスは
静止画像で構成され、キャラクター(だいたいは、性的な要求に応じる女性のみ)は2Dフォーマットで描かれている。
そして単調で安っぽい打ち込みポップスをバックに、青臭い物語がのろのろと展開される。
ゲームをプレイするには、中学1年生の読書レベルの会話が続く場面を次々とクリックしながら、状況を把握していくだけ。
美味しい部分に到達するために、コンピューター化されたコミック本のページを果てしなくめくっていく気分だ。少なくとも、
紙のコミック本なら、一気に巻末までスキップできるのに。
美少女ゲームは大きな可能性を秘めており、コンセプトとしてはかなり有望と言える。ただし現在出回っているものは、
まだまだお粗末だ。
それはそうと、ほかの方法で欲求を満たすことも忘れちゃいけない……デートに出かけるとか。
2004年6月7日 2:00am