03/11/09 18:49 Q12iq0uU
続き
何度も蛍の体を力強く往復する男の一部。
もうそうなると、下腹部の波状感覚が小さな裸体全身にどっと押し寄せ、もはや蛍の頭の中は
父の事も兄のことも、牧場のことも、学校のことも全て消し飛んで、もう自分を操っているこ
の青年のことしか考えることが出来なくなってしまっていた
「好き!好き!お兄さん!蛍大好き!いっしょ!いっしょ!蛍といっしょ!ずっといっしょ!
蛍とお兄さんいっしょ!好き好き好き!ああぁ!あああぁ!」
そして、次の瞬間、蛍の頭の中が、真っ白になって、この地上は自分と相手の二人だけの楽園
になった。
そしてその妄想は、男が蛍に射精して果てた時、消えた。
真っ白だった蛍の視界に徐々に富良野の青空が入り混じって見えてくると、体中のあの感覚が
引いていくのと同時に、蛍の意識に恥じらいと後悔の念が満ちてくる。
<続く>