NHK連続テレビ小説「ブギウギ」part 53at TVD
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」part 53 - 暇つぶし2ch365:名無しさんは見た!@放送中は実況板で
24/03/21 09:39:59.63 /52/x9sT.net
<結婚で「舞台をやめて」と迫った吉本穎右>

3人目は、戦争という厳しい時期を乗り越えた最愛の人、吉本興業の御曹司、吉本 穎右えいすけ (1923~47)だ。
ドラマで水上恒司さんが演じる村山愛助のモデルとなった。

シヅ子が穎右を初めて見たのは昭和18年(1943年)6月、名古屋の御園座で公演中だった新国劇の辰巳柳太郎(1905~89)の楽屋を訪ね、あいさつしていた時のことだった。
穎右はシヅ子のファンで、シヅ子にあいさつしようと楽屋の外の廊下をうろうろしていた。
この時は2人の会話はなかったが、穎右を見たシヅ子は「美眉秀麗な貴公子然たるタイプに圧倒され」、柳太郎との雑談もうわの空になったという(『歌う自画像』)。
当初は恋愛対象とは見なかったというシヅ子だが、ひと目で好意を抱いたことは間違いない。

敗戦に向かう暗い世相のなか、2人は愛を育み、結婚を約束する。
ドラマでは小雪さんが演じた愛助の母、村山トミが結婚に猛反対し、結婚するならスズ子に歌手を辞めろと迫っていた。
実際に吉本せい(1889~1950)が2人の結婚に反対したのは事実のようだが、シヅ子の自伝によると、結婚の許しを得るため、穎右はシヅ子に「舞台をやめてくれと幾度もせっついて」いたという。シヅ子のファンだった穎右も、結婚すれば女性は家に入るものと考え、シヅ子も引退を決意していた。

シヅ子は自伝で「エイスケさんが健在でいたら、全然引退しないまでも戦後『東京ブギウギ』『ヘイヘイブギー』『ジャングル・ブギ―』『さくらブギウギ』の四つのブギを歌うなんていうキッカケも馬力もなかったでしょう」と振り返っている。
あの時引退しなかったから「東京ブギウギ」が歌えた、という意味ではない。シヅ子は穎右の死をエネルギーに変えたのだ。


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