違いのわかる男の今月の歌舞伎本気の劇評at RAKUGO
違いのわかる男の今月の歌舞伎本気の劇評 - 暇つぶし2ch31:松竹丸 ◆eNt6YIPX3g
16/02/17 14:51:54.56 .net
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。
今月スレには物凄い先達がごろごろしているなと驚いていたが、心まででっかい御仁達の好意に心打たれたから、
此処には絶対に書き込まないつもりでいたが(というか見てさえいなかった)、
こういう書き込みに謝意を感じずにはいられないので例外的に書かせてもらう。
>>29 保氏は昔から海老好きだから、ということだけど、それにしても去年の11月と今年1月の劇評であれほど頻繁に
11代目を引き合いに出すのは海老に起こった世界観の革命に確信を持っているからではないですか?
最近の急上昇に手応えを持っているみたいだし。
勧進帳は日によってムラがあったのかもしれないですね。現に自分も三日目と23日の二回行ったけど、
正直最初のは普通だった。23日だけが格別だった。まぁそんなムラがあるようじゃあ駄目なんだけど、
23日は主君のために命がけという感じがした。
もちろん技術不足と理解力不足が厳しいんだけど、今後メキメキと力を伸ばす、化けるかもしれませんよ、
と書いているのです。だって、誰でも凄いと認める役者を凄いと書いても世界観が彼を別人へと変えたことの証明にならないでしょ。
>>30 なるほど。各役者の藝は連綿と続く歌舞伎起源からの全ての人達の関わりの結晶だからね。
海老は11代目を独自研究しているだけのようだけど播磨屋と松嶋屋から指導を受けないなんてあり得ないし
それで良いと思っているとしたら傲慢だよね。
もちろん、18番ひとつやるにも他の古典をやらないと話にならない、という意見にも禿げしく同意する。
自分はとにかく古典好きだから。でも最近は播磨屋の教えを受けるようになったと聞いたけど改心したんじゃないのかな。
俺はね、もうすぐ三津五郎の命日だけど、人は死なないと思ってるんだよ。伝達によってさ。
今までそれに関わってきた全ての人達は受け取った人のなかで生き続けていくと確信している。
生体としての命はそこで解けるよ。でもそれが何だというんだ。一階席の視点では生>死ということになっているが、
三階席からの視点では生=死に転換するんだ。生者はとかく死者を悼む。
でもそれって生>死だという生者の傲りなんじゃないか、そう問い掛けたいんだよ。


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