17/03/30 23:39:50.14 0.net
「我(われ)」は、「わ+れ」であり、「れ」は、「あれ」、「これ」などの「れ」
と同じだろうと思われる。古くは「わ」だけで「我(われ)」を意味するように
用いられたが、それと同時に「わ」は、相手を呼ぶのにも用いられ、その場合
には、相手に対する親しみの念を表したり、相手を軽んじるニュアンスを伴った。
また、「わ」は、接頭辞としても用いられ、その場合にも親愛の念や軽蔑の念
を表した。つまり、「わ」は、一般的に見れば、縮小辞であり、英語のminor
やjuniorに相当するような表現である。自らを「わ≒minor/junior」と呼ぶこと
が翻ってすなわち、相手の「major」と見なしているという意図を表すことになる。
したがって、「我」と自らを呼ぶ時点で、「我」は、比較級であることになる。