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「韓国、成長率3%維持時には2023年に名実ともに先進国に隊列へ」
2018年01月18日10時55分
[中央日報/中央日報日本語版]
国内総生産(GDP)成長率が3%を維持すれば韓国は7年後に1人当たり国民所得(GNI)4万ドルを達成できるという分析が出された。しかし韓国は内需と外需の不均衡、低い労働生産性が障害になりかねないとの分析もあった。
現代経済研究院は17日、「1人当たりGNI4万ドル跳躍のための条件」という報告書で、「経済成長率が2%なら2027年、2.5%なら2024年、3%なら韓国は2023年に1人当たりGNI4万ドルを達成する」と明らかにした。今年の韓国は大きな変数がなければ2017年基準で11年ぶりに1人当たりGNI3万ドルを達成すると予想される。1人当たりGNIが2万ドル突破から3万ドル突破までかかった期間は日本の4年、スウェーデンの4年、ドイツの6年に比べ長かった。
1人当たりGNIが3万ドルを超え4万ドルに速く進入すれば名実ともに先進国の隊列に合流できる。1人当たりGNI4万ドルを達成した国は2016年基準で26カ国だ。このうち人口1000万人以上の国が3万ドルから4万ドルになるまでの平均所要期間は4.9年だった。
報告書によると、1人当たりGNI4万ドル達成国は経済成長率、失業率などマクロ経済指標が良好で、高い輸出増加率を維持し内需部門がともに成長した。
これに対し3万ドルから4万ドルに進入できない国は特に内需部門の成長沈滞が目立った。相対的に高い出生率を維持した点も4万ドル達成国の特徴だった。良好なGDP比の国家負債比率、高い科学・技術インフラ競争力、豊富な社会的インフラ・社会的資本も4万ドル達成国の共通点だった。
しかし1人当たりGNI4万ドル達成国と韓国を比較した結果、韓国は内外需均衡、科学技術投資成果、労働生産性の側面で遅れていることが明らかになった。超少子化現象が持続するなど低い合計特殊出生率も4万ドル進入を制約する要因と指摘された。
これに対し韓国は経済成長率(124)、製造業成長率(124)が4万ドル達成国より高かった。GDP比の研究開発も183で4万ドル到達国より高かった。
報告書は「潜在成長率を向上するためには短期的な景気浮揚より中長期的な視点から新成長動力を用意するなど経済発展モデルが必要だ。外需と製造業の成長を維持する一方、内需とサービス業の高度化戦略が必要だ」と提言した。合わせて「出生率政策の改善を通じ国民が体感できる対策、高齢人口・外国人労働力の活用案を用意しなければならない」と付け加えた。
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