16/04/25 20:01:03.66 CAP_USER.net
(>>1の続き)
■「源泉技術はまだ韓国の方が優位だが、パナソニックのR&D無視できない」
韓国メーカーの源泉技術は現在、パナソニックよりも優位にあると評価されている。パナソニックがモデル3に納品する円筒形バッテリーは
充電・放電を繰り返すとバッテリーの性能が急低下する欠点があり、この問題を改善したのがLG化学、SKイノベーションの主力製品
「ポケット型バッテリー」とサムスンSDIの主力製品「角形バッテリー」だ。
主にノートパソコン・デジタルカメラに使われる円筒形バッテリーは、技術開発からすでに30年が過ぎた。テスラがこのバッテリーを
使うようになったのは2003年の設立当初、電気自動車用バッテリーの中で最も価格が安く、生産しやすいのが円筒形だったからだ。
現在の電気自動車市場は、円筒形からポケット型や角型バッテリーに移りつつある。市場調査機関SNEリサーチが昨年1月から10月まで、
全世界の電気自動車モデル(約220種)を分析した結果、角型を使う電気自動車は120モデル(54%)、ポケット型が50モデル(23%)、
円筒が50モデル(23%)だった。LG化学関係者は「各企業はポケット型・角型バッテリーで電気自動車を作っており、まもなく円筒形
バッテリー電気自動車よりも市場規模が大きくなるだろう」と語った。
しかし、パナソニックが技術力不足を克服する可能性もある。すでにパナソニックとテスラは耐久性や安定性に劣り、電気自動車用には
不適切だと言われていた円筒形バッテリーを電気自動車に搭載して販売している。パナソニックもポケット型バッテリーと角形バッテリー技術は
確保しているという。コンサルティング会社「ベイン・アンド・カンパニー」のキム・トギュン・パートナーは、「パナソニックからすればテスラは心強い
『キャッシュカウ(cash cow=カネのなる木)』になっている。現金をバッテリー技術の開発に投資すれば、たちまち競争力を持つようになるだろう」
と述べた。
(おしまい)