【鈴置高史】韓国の保守も「在韓米軍撤収」を主張し始めた 韓国は中国の手に乗るのか[1/22]at NEWS4PLUS
【鈴置高史】韓国の保守も「在韓米軍撤収」を主張し始めた 韓国は中国の手に乗るのか[1/22] - 暇つぶし2ch2:ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/
16/01/27 23:07:59.92 CAP_USER.net
>>1の続き)
  ・「B52ショー」には騙されない
--なるほど。だから核を持とう、と朝鮮日報は社説で主張するに至ったのですね。
鈴置:その朝鮮日報に、驚くべき記事が載りました。核武装を訴えてきた楊相勲(ヤン・サンフン)論説主幹が
1月14日に載せた「米国も『北に核が存在するという現状の維持』に向かっている」(韓国語版)です。
以下は記事の冒頭に掲げられた要約です。
・米国の「戦略的忍耐」は、北の核が(自身への)直接の脅威ではないとの認識が基盤にある。
・北がもう1度核実験しても、米国は「B52ショー」を見せて韓国をなだめるだけだろう。
 米国は1月10日、グアムからB52を発進、韓国の領空を低空飛行させました。もちろん北朝鮮へのけん制が狙いで、
聯合ニュースは「このB52は核を搭載していた」と報じました。
 しかし楊相勲主幹はB52の飛行を、韓国人をなだめるためのショーに過ぎないと決めつけたのです。背景には、
米国にとって北の核はたいした脅威ではない。だから米国は本気で北の核を抑え込もうとしてこなかった―との
醒めた認識があります。
  ・北の核を黙認する米中
--そこで楊相勲主幹は「核を持とう」と訴えた……。
鈴置:ただ、今回の記事では「韓国の核武装論」は北の核解決に向けた米中への圧力にならず、両大国は
北の核を黙認する、と悲観的な見方を披歴しています。関連部分を翻訳します。
・1971年、ニクソン大統領は毛沢東主席と会い「南北双方のコリアンが再び問題を起こし、我々が困るようなことに
なってはならない」と語った。以来、米中は仮に競争・葛藤を繰り広げてもこの原則を違えることはなかった。
・韓国の一角にある「核武装論」は、こんな米国に対する誤解を基にしている。「我々も核武装しよう」と言えば、
米中が(北朝鮮の核問題の解決に向け)動く―というのは希望的観測に過ぎない。米中は我々の本心を見抜いている。
・我々の望みとは異なって現実は「北に核が存在するという現状の維持」に向かっている。「北の核実験に驚かなかった」
という国民が、「驚いた」人の2倍に達したという不感症さも、「北に核が存在するという現状の維持」の一部分だ。
  ・「衝動的な朝鮮人」
 なお、ニクソン大統領が毛沢東主席と初めて会ったのは1972年です。引用された発言も周恩来首相に対してのものです。
 原文は「Nixon's Trip to China」の「Document 2」の17ページに出てきます。日本語では『ニクソン訪中機密会談録』の
100ページで読めます。以下です。
・朝鮮人は、北も南も感情的に衝動的な(emotionally impulsive)人たちです。私たちは、この衝動と闘争的態度が
私たち(米中)両国を困らせるような事件を引き起こさないよう影響力を行使することが大切です。
 楊相勲主幹は韓国人読者が怒り出さないように、やんわりと書いていますが、はっきりと書けば、以下になるでしょう。
・米中は韓国・朝鮮人を感情的で度し難い民族と見ている。だから「南北双方に核を持たせれば、核戦争が起きかねない」と考え、
現状維持―つまり北の核だけを認めるだろう。
  ・半島は米中で共同管理
--北の核だけ認めれば不均衡が生じませんか?
鈴置:北の核に対しては米国の核と中国の対北圧力でバランスをとればいい、との発想でしょう。韓国人は不満でしょうが。
 『ニクソン訪中機密会談録』の表現を借りれば、感情的で衝動的な人たちだから、南北に核均衡を作らせるのは難しいし、
危険だ。それなら米中が協力して朝鮮半島を管理した方がよい―との判断です。
(更に続く)


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