小林誠について語ろう57at MOKEI
小林誠について語ろう57 - 暇つぶし2ch979:HG名無しさん
21/01/26 09:13:41.14 nm9IyU6G0.net
>>952
小林誠氏は1時間で描き切るという制限を己に課したのですよ。(実際の作業時間は90分)
あの大きさの紙に1時間でメカを描く。
お客様の前でパフォーマンスするショー的なエンタメ精神の意味合いがある事も考慮された。
スピード感とエンタメ精神を両立させること。
そうなると、いつもの書き慣れた構図になってしまうというのは当たり前の話であって。
ディテールを入れる前のコーヒーだけの姿とは戦場で戦うソルジャーの気高き精神の集合無意識の結晶体であるのですね。
見る人によってその姿カタチは変化する。それは主観という心の視点が入る訳ですから。
霧に包まれたネス湖の水面にプカプカ浮かぶ何か。
ある人は流木の塊に見える。ある人にはそれは湖に宿る妖精に見えてしまう。
そしてある人には恐竜に見えるしまう。
幻想の概念とはそのようなモノですよ。
小林誠氏にとって戦場に流れる空気がバウンドドックの姿に見えた。だからそれを具現化させる為にディテールを入れる。
そうしたらバウンドドックの片腕がやけに強調された。それは何故?小林誠氏は生涯をかけて腕に宿るスキルという才能だけを頼りに仕事場という戦場で闘い続けてきたからに他ならないのですね。
命を削る戦闘の合間、戦士達はコーヒーカップを持ち寄ってコーヒーを淹れる。
今というこの時間だけは静かな夜だ。温かいコーヒーを胃に流し込み、落ち着きを取り戻すひととき。チルアウト。コーヒーさえあればどんな場所でも和みの時間を得る事が可能だ。こんなコロナ禍であってもね…
90分という限られた時間内でここまで考えて描かれた作品。ケチのつけようが全く無いです。


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