小林誠について語ろう57at MOKEI
小林誠について語ろう57 - 暇つぶし2ch116:HG名無しさん
21/01/13 01:44:38.67 0Yz4vxQh0.net
>>111
『第6章』は素晴らしいですよ。
第6章の出色のパートである銀河の登場からヤマト最終決戦仕様誕生!までは小林誠副監督によるハイライトと言っても過言ではないです。というか2202の実質的最終回と断言しても良い内容なのですね。
何故ならば第26話のお話は実は第6章の内容をリフレインしているに過ぎないからです。
人の情の縺れから埋没した宇宙戦艦ヤマト。
人の情は時として間違った選択をしてしまう。でもそれだからこそ人間は素晴らしいのだ。正々堂々と人として生きたい…
だから人の情のもつれで埋もれた宇宙戦艦ヤマトを救おうじゃないか!人の情を捨てて孤独に苛まれていた人々が結集してヤマトを救い出す事によってヒューマニズムの復権を遂げるという内容が第6章。
第26話は特攻によって命を散らした筈の古代進と森雪が高次元の彼方で彷徨っている、
彼らを救うという人の情を選択するか?それとも非人間の象徴である時間断層を選択するのか?人類は古代と雪を選択をする事によってヒューマニズムを取り戻すという内容。
第6章と第26話は実は兄弟のような関係性であるのですね。同じ事を繰り返し伝えている。
このように宇宙戦艦ヤマト2202とは『ヒューマニズムの復権』がテーマであるのですね。
このテーマを明確に描く為にキャラクターやメカはある種の比喩的記号化が成されて描かれている。ヒューマニズムの復権を強調して描く為にミリタリー的要素を薄めて哲学的文学的に描くという意図は明確にありましたね。
ですからガトランティスが寄生する滅びの箱舟とは「死の象徴」であり、それに立ち向かっていく地球艦隊とは「死の運命に逆らう生物の象徴」なのですね。
メカがまるで感情を持った生物の如く躍動し感情を訴える、まるでオペラの舞台のようにメカが歌を奏でながら一つの方向性へと向かっていく群像劇を連想しながら観てもらいたいのですね。
旧作と同じストーリーをなぞっているようで実は違う事を伝えようとする2202。
その違いを違和感だと思わないで素直な気持ちで観て貰いたい。小林誠氏はそのような意図を持って制作していたという事です。


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