15/10/13 17:48:16.36 5yft7vF2.net
日本の司法試験は、定義、判例の細かい言い回し、通説有力説などを正確に記憶していないと、合格させない。それが、８科目。
で、合格後、要件事実論を、民事刑事みっちりやるのが司法修習。これがまた、大量煩雑で、多大なエネルギーを要する。
日本の法曹になるのは、体力気力充分でないと命が縮むプロセス。 その割には、国際的には日本の法曹のステイタスは低い。
まあ、学歴不問は分かるが、無意味な東アジア的というかドイツ的というかの鉄人レース方式をコペルニクス的転換すべきだ。
研究にまで至る法曹が少ないのも無理もない。
司法試験が簡単になったというのはいかにもステレオタイプだ。難易度はさして変わっていない。問題を見て考えてみるといい。
考えたこと無いだろ？昔は、問題も答案も短いので、数学で東大文一に入ったようなタイプでも受かった。ある意味、まぐれが却って出やすかった。
見かけの倍率が無駄に高かったので、仕事も優遇された。それでも、修習二回試験で跳ねられる者もいた。
今は、最初から要件事実論的で一定レベルやってないと全く歯が立たない。一定レベルを超えても、アメリカ基準では有り得ない人数を落とす。
まあ、日本的な引き算審査、マイナス思考。アメリカは、足し算審査、プラス思考。
法曹需要なんて会社がやる気になればいくらでも喚起できる。企業内法曹を大量に採用すればいい。ところが、日本企業の法務部は部長を始め、ほとんどが法曹資格を持ってない。
それどころか、法学部を卒業したというだけで、リーガルマインドがなってない者も多い。だから、部内に法曹がごろごろ居ると、困る。 
結果として、法律的思考や論理性を軽視する社会になっている。これは、改めるべきだ。