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ウィルコムは「安い買い物」か、ソフトバンク PHSをフル活用 石川 温
URLリンク(www.nikkei.com)
ウィルコムからの(PHS端末開発依頼の)熱烈なオファーに対し、困惑したのがシャープだ。
同社では過去にPHS端末を作っていたことはあったが、すでに部署としてPHS開発部隊は解散していた。
数年前にPHSに再参入する可能性を幹部に尋ねたことがあったが「考えられない」と一蹴していたほどで、
シャープとしてはPHSはすでに過去のものとして位置づけていた。
しかし、ソフトバンクとウィルコムからの要望を受け、シャープは一肌脱ぐことにした。
コストを抑えるため、外部の会社に開発を委託することも検討したが、一定の品質を保つために断念し、自社での開発を決断。
過去にPHS開発に携わったことのあるメンバーを招集したのだった。
3G携帯の金型を流用し、ハード面のコストはできるだけかけないようにしたが、PHSのプラットフォームを開発するとなると、相当なコストがかかる。
過去に開発の経験があったとしても、PHSも地味ながら進化しているだけに、キャッチアップには相当な苦労が伴う。
シャープとしては、このモデルだけで投資コストを回収できるわけもなく、
今後も継続的にPHS端末を投入していくことで、利益を出したいと考えているようだ。
「PHSに再参入するからには、ウィルコム端末で圧倒的なシェアを持つ京セラのポジションを奪う覚悟で臨んでいく」(シャープ関係者)というほどだ。