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ドラマも音楽もすっかり定着した韓流ブーム。だが、本となるとまだまだ。日本で出版される本は年7万点を超えるが、韓国の本となるとこのうち30点弱に限られる。そもそも韓国にはどんな本があるのか。
「日本語で読みたい韓国の本」と銘打って、日本の出版社に向けておすすめの50点を紹介する説明会が都内の韓国文化院であった。
あらすじや著者の経歴、日本で受け入れられそうなアピールポイントを冊子にまとめた。説明会は今後も、半年に1度ずつ続けていくという。
企画したのは「K―文学振興委員会」。作家の中沢けいさんが委員長のボランティア団体だ。中沢さんは韓国の書店で日本文学の棚の充実ぶりを目にし、
「日本は残念ながらそうじゃない。自分でハングルを学んで読もうかと考えたけれど、それよりもこんな会を作った方が早いと思った」という。
韓国本のベストセラーは実はひそかに生まれている。
児童向けの科学漫画「サバイバルシリーズ」(朝日新聞出版)は累計170万部という人気。自然災害や人体、宇宙などテーマ別に、主人公の子どもたちが科学知識を駆使してピンチを乗り越えていく。
ビジネス本では『サムスン式 仕事の流儀』(サンマーク出版)が16万部。韓国のブックフェアで編集者が見つけ、日本の読者向けに装丁を変えてヒットさせた。
7月に開催される「東京国際ブックフェア」は今年、テーマ国が韓国になる。韓国の作家を招いたシンポジウムも企画されている。
韓国の文化を紹介してきた、女優の黒田福美さんはK―文学の説明会でこう話していた。
「日本と韓国は似ているけれどちょっと違う、その手触りが互いを引きつけ合うと思う」
URLリンク(book.asahi.com)