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2012プロ野球。セの優勝候補は、安定感抜群の先発3本柱を擁する広島 [2012年02月14日]
2月1日から始まった今シーズンのプロ野球キャンプで、「優勝候補」の声が上がるほど高い評判を得ている
チームが広島だ。
昨シーズンまで3年連続でリーグ5位と、クライマックスシリーズの出場も遠い広島。大型補強がないのは例年
通りだが、今シーズンは大きな戦力ダウンがないのが特長。持ち前の選手育成が実を結びつつあるという。
なんといっても他チームの脅威となるのが投手陣だ。スポーツ紙の広島担当記者が語る。
「とにかく投手陣が安定してきました。バリントン、前田健、福井と三本柱が明確になり、セットアッパーの
今村は大きく成長し、抑えのサファテも健在。これだけでも上位チームと遜色（そんしょく）ない布陣です。
さらに、今季は元エース格だった大竹も復調して先発ローテーションに入れそうなんです」
そして、明治大学からドラフト1位で入団した野村の存在も大きい。ルーキー右腕では、日本ハムの指名を拒否
している東海大学・菅野（すがの）に継ぐ高評価だ。
「野村なら先発でも中継ぎでも両方使えます。それと、昨季は斎藤佑ちゃんと読みが同姓同名というだけで注目
されながらも二軍できっちり鍛えた齊藤悠葵（ゆうき）が、今季はブレイクしそう。左腕の篠田はひと皮むけたし、
中村恭平という速球派も楽しみです。黒田（ヤンキース）がメジャーに残ったのは残念ですが、それでも投手陣に
関しては、マジでマイナス要素を探すのが難しいくらいなんです」（広島のテレビ局関係者）
一方の打撃陣。昨季は50イニング連続無得点を記録してしまうなど「貧打」のイメージが強いが、実はチーム打率
はリーグ2位で、問題はわずか52本に終わったチーム本塁打数に象徴される“ここ一番での長打不足”だった。
となると、FA移籍目前だった栗原が残留したのは大きく、さらに2年目のバーデン、粗さはあるが長打力を秘めた
新外国人のニックも他チームの偵察隊からマークされ始めている。
「あとは野村監督の采配。いくら点が取れないからといって、初回からスクイズさせるような“迷采配”は今季は
やめてほしい（苦笑）（スポーツ紙デスク）
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