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2010年9月に行われた民主党代表選挙では、この選挙に出馬した小沢一郎氏がネットで人気であると
メディアで報じられるようになった。突然「そういうこと」になったのである。この“ネット上の
小沢人気”の主要な発信源は小沢陣営とその周辺の関係者、そして小沢氏自身である。読売新聞
(2010年9月15日付朝刊岩手面)は、「小沢氏周辺では、インターネットのアンケートを論拠に
マスコミの世論調査を批判、「本当の世論は小沢氏支持だ」との声が頻発した」と報じている。
また小沢氏は、「(報道各社の世論調査で説明不足を指摘する声が多いことは)謙虚に受け止めている。
ただ、調査は新聞・テレビだけではない。ネットなど私を支持してくれている調査も多い」
(朝日新聞2010年9月3日朝刊)と述べている。
以下は阿修羅掲示板のスレッドである。
URLリンク(www.asyura.com)
URLリンク(www.asyura.com)
リンク先の書き込みを見れば明らかなように、こうした人々はネット投票所の情報を共有するとともに、
それらへの投票を積極的に推奨している。ライブドアの投票所は8月26日19時作成となっているが、
同34分には阿修羅掲示板で投票の呼びかけが始まっているのが確認できる(なお、ライブドアの当該
投票所の作成者は自ら作成したその投票所で「小沢一郎」に投票しているようである)。
もっとも、これもネットの可視化の一側面であり、好ましいと言うこともできる。ネット投票に
簡単に転がされる、釣られる政治家を、われわれはネットを介して目にすることができる。熱烈な
支持者に囲まれて気分がよくなり、言うべきでない軽口を叩く政治家を発見できる。われわれは
これを政治家の評価の材料として使うことができるわけである。もちろんこれは、“ネット上の
小沢人気”言説を振りまくようなメディアも避けることはできない。データが明確で、蓄積も
されており、専門家も参加するネットという世界では、各メディアの報道は時間と空間を選ばずに
検証され続ける。むしろ、そうした検証を活かしながら報道を深めていくようなスタイルが
求められていくのかもしれない。
URLリンク(synodos.livedoor.biz)