11/12/30 11:35:36.04 GOAPbeTIO
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前田亜「さっしー、着いたよみんなもう降りてるよ、起きてー」
亜美にゆすられて目を覚ます
夢を見ていた、起きた瞬間にどんなのかはもう思い出せないけど
誰かと手を繋いでなんかほんわかとした幸せな感じの夢だった気がする
思い出そうとしたら夢の前の亜美とのキスまで記憶が巻き戻った
そうだ亜美にキスしたんだと思い出し、顔がにやける
前田亜「なに笑ってんのー?キモーい、先いくよ」
あれ?いつものあーみんだ
キスしたのも夢だったっけ?
睡眠が足りず寝ぼけた頭で考えながら目をこする
ん?右手はひえて冷たいのに左手は温かい、しかもなんかしっとりしてる
窓側と中側の差だろうか
バスを降りると亜美が前を歩いていた、後ろからそっと近づき手を握ってみる
前田亜「いやぁ~w」
振りほどいて走って逃げられる、うんやっぱりいつも通りだ
と思ったら、急に振り返りテテテッと走り寄ってきてギュッと手を握り…
前田亜「さっしー好き」チュ
ほっぺに軽くキスをして今度は振り返らず走り去る
ずっと前方のキャーキャー騒いでた他のメンバーの輪にもう入ってる
あぁ、夢じゃないんだ…
キスされたほっぺたに手をあてにやける
あ…さっき握られた手がしっとりしてる
本格的に目が覚めると同時に頭の中で色々モヤモヤしてた霧も晴れた
バスの中でずっと手を握ってくれてたんだ
そして夢の中で手を繋いでいたのは亜美だったんだ
夢の中と同じほんわかとした幸せを感じながら確信する
今度から手を握りたいときは近くで寝たフリをしよっかな?
と、ちょっとおバカな事を考えつつ皆の輪に追いつくよう走り出した