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菅直人副総理は7日、財務相就任後の記者会見で、1ドル=92円前後で
推移してきた外国為替相場について「もう少し円安の方向に是正が進めばよい。
経済界では90円台半ばあたりが適切との見方が多い」と述べ、95円前後の
水準が望ましいとの考えを示した。その上で「為替相場が経済に与える影響を考え、
日銀とも協力し、適切な水準になるよう努力したい」と強調した。
財務相が為替相場の具体的水準に言及するのは極めて異例。
この発言を受け、東京外為市場では円売り・ドル買いが加速。円は50銭以上も
下落し、1ドル=92円台後半で取引された。
一方、菅財務相は、財政運営について「需要を拡大する方向で政策を展開していく。
これが(景気回復につながり)財政再建への道筋になる」と語り、まずは景気回復が
必要と指摘。消費税率の引き上げに関しては「特別会計も含め総額207兆円の
予算見直しが始まったばかりだ。増税から入るのではなく、予算の見直しから取り
組む」と話し、当面は議論しない考えを示した。
◎ソース
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