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覚せい剤密売、数億円か 利益を捜査協力者への報酬に 稲葉被告 2002/10/19 07:00
密売目的で自宅に覚せい剤を隠し持っていたなどとして、覚せい剤取締法違反などの罪で起訴された
道警生活安全特別捜査隊の元警部稲葉圭昭被告(49)=札幌市豊平区平岸五ノ一○=が、道警や札幌地検の
取り調べに対して、覚せい剤の密売は、複数の捜査協力者に「報酬」などとして渡す金を工面するためで
恒常的に行っていた、などと供述していたことが十八日、分かった。
稲葉被告の初公判は来月十四日、札幌地裁で開かれる。検察側は、冒頭陳述で、こうした覚せい剤密売の
実態について指摘するものとみられる。
関係者によると、稲葉被告は取り調べ段階で、覚せい剤の密売について、同被告に情報提供する捜査協力者
に対して渡す金を工面するためで、約四年前から始めた、などと供述したという。
覚せい剤は東京や道内の暴力団関係者から入手し、その量は一回当たり数百グラム―数キロだった、
などと供述。売上は末端価格で総額数億円に上ったとみられるが、密売による利益のほとんどを、
複数の捜査協力者に渡した、と話したという。
稲葉被告は七月、同市中央区の二つのマンションに、覚せい剤約九三グラムとロシア製拳銃一丁を不法に
所持していたなどとして、覚せい剤取締法違反(営利目的所持、所持、使用)、銃刀法違反(拳銃所持)の罪で
札幌地裁に起訴された。また、自身が捜査に携わった銃刀法違反事件の公判で虚偽の証言をしたなどとして、
偽証と虚偽有印公文書作成・同行使の容疑で書類送検されている。
稲葉被告は銃器を取り締まる部署での勤務が長く、数多くの拳銃不法所持事件を摘発するなど、
実績を上げていた。半面、突出した実績を上げる同被告の捜査手法を疑問視する声も挙がっていた。
稲葉被告の供述内容通り恒常的に覚せい剤を密売し、その利益が捜査に充てられていたとすれば、
同被告の「暴走」を許した道警の監督責任もあらためて浮上しそうだ。
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