24/03/19 21:32:15.32 O0IRG1sw0.net
ゲーム理論で楽しく学べる「戦争と平和」
URLリンク(president.jp)
長期的にはタカ派のほうが国際平和に貢献
隣り合う二国が、お互いに対抗しようと、軍備の増強を続けている。
それぞれの国の選択肢は二つ。第一は、相手を信用して軍拡をやめること。第二は、相手を信用せずに軍拡を続けることである。
もし両国が、共に相手を信用して軍拡をやめれば、両国とも軍事費を節約でき、かつ地域の平和も保たれる。これは双方にとってベストの解(協力解)である。
相手が協力的なら、もとより協力してまずはフレンドリーに接するが、相手が戦いを仕掛けてくるようなら、タカ派に変身してガツンと叩く。相手が協調しないならば、その代償は大きいぞということを示して、相手を好むと好まざるとにかかわらず協調行動に導こうとする戦略が功を奏するのである。相手の心根を変えて信頼関係を築くのではなく、当方を信頼しないと困ったことになるぞと協力を必然化させるのである。
タカ派の政治家のほうが、長期的にはかえって国際平和に貢献するという事実には、このような理論的裏付けもありうる。