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佐賀県の医療 - 暇つぶし2ch621:卵の名無しさん
21/02/12 14:13:38.64 v1GtcVh4.net
>>620続き
また薬の作用を味わう目的で、漫然処方を行う医師を利用し、意図的にオーバードーズをする人もいる。なお、ベンゾ系薬剤の常用を続けると、認知症のリスクも高まってしまうという。
「ベンゾ系薬剤の多剤投与を続けると、脳の認知機能が低下し、認知症のリスクが増大することも明らかになっています。またベンゾ系薬剤の減薬には非常に長い時間がかかりますし、患者さんの負担も本当に大きい。
本来は減薬に取り組むべき精神科が、ベンゾ系薬剤の漫然処方を続け、患者と社会に悪循環を生み出している現状には、私は怒りしか感じません」(長尾氏)
 佐藤氏も精神医療の現状には怒りを覚えているそうだが、「すべてを精神科医のせいにするのも間違っている」と話す。
「ベンゾ系薬剤で人生を壊された人が日本に多いのは確かです。その薬を処方してきた医師の罪は重いといえるでしょう。
しかし依存症者本人が立ち直るには、自助グループに参加するなどして、自分が薬に頼った原因を探り、自分の生きづらさに正面から向き合うことが必要な場合もあります。 
そうしたことを特にせず、人生を壊された恨みつらみを募らせて、『何もかもが医師のせい』と精神科医を過剰に攻撃している人も一定数いるわけです。
その点では、真面目に医療に取り組んでいる精神科医は気の毒なわけですが、心ない精神科医の中には『精神医療を攻撃する人たちはみんな頭がおかしい』と乱暴に決めつける人もいる。そうした実情が、この問題の解決を難しくしている部分もあるでしょう」(佐藤氏)
 では、この状況を改善するためには、何が必要なのだろうか。常用量依存のリスクや、薬一辺倒の精神医療への警鐘は、各医学会のガイドライン等にも盛り込まれるようになったが、ベンゾ系薬剤の処方は今も続いている。
「即効性に優れたベンゾ系薬剤は、一時的な使用が有効なケースがあるのも確かです。問題は長期処方が漫然と行われていることなので、まずは使用期間について精神科も含めた一律で厳しい制限を設けるべきです。
規制の緩さが原因で依存症が蔓延している状況は、米国のオピオイド危機とも非常に似ていますから」(長尾氏)


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