【環境】 トヨタ「プリウスPHV」、「ガラパゴス」化してしまう可能性も EV走行距離26.4km トレンドに対し方向が斜めにずれている  at WILDPLUS
【環境】 トヨタ「プリウスPHV」、「ガラパゴス」化してしまう可能性も EV走行距離26.4km トレンドに対し方向が斜めにずれている  - 暇つぶし2ch1:うっしぃφ ★
12/03/07 17:05:19.51

★EVとしては中途半端な「プリウスPHV」 主役は低コストな改造PHVか?
●GM「シボレー・ボルト」は似て非なるもの

 「プリウスPHV」と同じように、ガソリンエンジンとモーターの両方を装備し、かつ、
外部電源で充電できる車としてはGMの「シボレー・ボルト」がある。
しかし、両者は技術的にも、戦略上もかなり違ったものである。
 一番の違いは、「ボルト」は元々EVであり、常にモーターだけで走行することである。
つまり、EVに、ガソリンエンジン駆動の発電装置を搭載したもの、と考えられる。
そのため、「航続距離延長型EV」、あるいは、「レンジエクステンダーEV」と呼ばれることもある。
搭載するバッテリーの容量は「プリウスPHV」の4倍近い16キロワット時であり、EV走行距離も56キロメートルある。
 このタイプでは、今後、バッテリーが安くなればその容量を大きくし、
発電用ガソリンエンジンをはずすことにより、「自然に」純粋EVに移行できる。
また、構造的には、EVに発電機を載せただけなのでは比較的簡単である。
中国BYDオートが2008年12月に発売した「F3DM」もこのタイプであり、ガソリン車の改造EVとしても作れないことはない。

 「ボルト」は市場ニーズに合わせることを優先した車である。車の電動化という大きなトレンドを見据えつつ、
現在の市場が求める航続距離を確保した、という意味で、「ニーズ(市場)志向」の製品戦略である。

 対する「プリウスPHV」は、今あるHV技術を最大限に活用することを優先しているので
「技術(シーズ)志向」の戦略であると言える。ベストセラーカーである「プリウス」をさらに一歩EVに近づけた、
という点では評価できるものの、「EVの一員」として見ると、いくつかの無理が目立っている。

●美人薄命?

 「プリウスPHV」の第一の弱点はEV走行距離の短さである。
カタログ上の26.4キロメートルは、純粋EVである日産「リーフ」の200キロメートルはもちろん、
「航続距離延長型」である「ボルト」の64キロメートルと比較しても非常に短い。
従って、「EV」として見るにはかなり無理がある。

 第二の弱点は、モーターのパワーが見劣りすることである。
「プリウス」は、出力60キロワットのモーターと73キロワットのガソリンエンジンを搭載し、
全体として100キロワット(136PS)のシステム出力を発揮することができる。
しかし、モーターだけで見ると、出力60キロワットは、「ボルト」の111キロワットはもちろん、
日産「リーフ」の80キロワットと比較してもかなり見劣りする。
八方美人を目指したため、「EV」としては、中途半端な性能になっているのである。

 「プリウスPHV」のような精巧な車はトヨタにしか作れない。それが強みでもあり、リスクでもある。
ほかのメーカー、特に中国をはじめとする新興国メーカーは、構造の簡単な純粋EVに向かうだろう。
市場がトヨタから離れていってしまえば、高度な技術を持ったまま「ガラパゴス」化してしまう可能性がある。

 このように見てみると、トヨタの「プリウスPHV」は、ガソリン車からEVへ、
という大きなトレンドに対して、「逆行」ではないにしても、方向が斜めにずれている、と感じられる。
純粋EVに「進化」しようとすると、バッテリーのみならず、モーターも大きくしなければならないし、
何よりも、自慢の複雑な制御系が不要になってしまうからだ。その点で、近い将来の自己否定は不可避である。
「八方美人」は「美人薄命」の危うさと同居しているのである。

日経ビジネスオンライン URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)

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