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秘密兵器?米軍がHAARPを閉鎖するとともに陰謀論が渦巻く
Stephanie Pappas, May 22, 2014 04:22pm ET
アラスカ州ガコナの近くにあるHAARPのアンテナ列。
URLリンク(i.livescience.com)
米空軍はアラスカにある、上層大気の高エネルギーで活動的な領域を研究する施設である、
議論の多いHAARPを閉鎖するつもりだと議会に通告した。
HAARP(高周波活性オーロラ調査プログラムの略)は、本プログラムが気象を制御
すべく(あるいはもっと悪い陰謀)設計されたという突飛な憶測の中心だったために、
陰謀論者たちはこのニュースに騒然としている。2010年、ヴェネズエラ大統領のウゴ・
チャベスはHAARPを始めとするプログラムがハイチ地震を引き起こしたと主張した。
表向きは、2010年のハイチ地震はそれまでマップされていなかった、カリブプレートと
北アメリカプレートの間の断層が滑ったことによって引き起こされたことになっている。
HAARPは電離層(地上から約85~600キロメートルにわたる上層大気の部分)を分析する
よう設計された研究プログラムだ。このプログラムは空軍、海軍、アラスカ大学、DARPA
(国防高等研究計画局)の資金を受けている。
◆HAARPが存在する理由
米軍が電離層に興味を持つのは、大気のこの部分が電波信号を伝達する役割を果たして
いるためだ。HAARPは電離層へ電波ビームを送って、それからの応答を研究する。この
大気の近寄りがたい部分を正確に測定する数少ない方法の一つだ。
HAARPはアラスカ州ガコナにあるHAARP研究ステーションで運用されている。そこには
電離層の小さな部分をかき乱すことができる大出力無線周波送信機がある。他の装置は
そうしてできた擾乱を測定するのに使われる。
プログラムの目標は、太陽からの影響に絶えず応答している電離層の物理的性質を理解
することだ。太陽フレアは地球に向かって疾走する太陽粒子を送り出すことがあり、
ときどき情報伝達や電力系統を乱している。電離層で何が起こっているのかをもっと良く
理解できれば、これらの問題の一部を和らげることができるだろう。
しかし空軍はもはやHAARPを維持することに関心がない、と空軍の科学・技術・工学担当
副次官補、デイヴィド・ウォーカー(David Walker)は話した。
5月14日の上院の公聴会で、ウォーカーは空軍がこの施設の維持に関心がなく、電離層の
研究で別の方向に動いていることを話した。
◆政治と陰謀
空軍のHAARPを破棄する計画には批難もある。
「空軍はHAARPのユニークな価値を求めても評価してもいないが、いくつかの連邦機関、
研究所、大学、そしてカナダ、英国、台湾、韓国、スウェーデン、ノルウェイなどの
友好国からのユーザーは、そのユニークな資源を使いたがっている。それはアメリカの
影響力とリーダーシップをさらに広めることになるだろう」とメリーランド大学で物理学と
天文学の教授をしているデニス・パパドプーロス(Dennis Papadopoulos)はアラスカ・
ディスパッチ紙の怒りオピニオン欄に書いた。
>>2以降につづく
ソース:LiveScience(May 22, 2014)
Secret Weapon? Conspiracy Theories Abound as US Military Closes HAARP
URLリンク(www.livescience.com)