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トヨタ自動車など自動車関連企業の労働組合でつくる自動車総連は、
2015年の春闘で全社員の月給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)に相当する賃金改善について、
6000円以上を統一要求する方針を固めた。
ベア要求は2年連続になる。春闘の流れを引っ張る自動車業界の労組で要求額が固まり、
今後、電機連合など他の労組の要求水準にも影響しそうだ。
自動車総連には、トヨタ、日産自動車、ホンダなどの大手完成車メーカーから中小の部品メーカーまで
約1000の労組が加盟しており、組合員は約76万人に達する。
自動車業界は円安などにより、大手を中心に好業績をあげている。
自動車総連は、上部団体の連合が15年春闘で「ベア2%以上」の要求方針を掲げたことや、
物価が上昇していることを考慮した。
自動車総連が具体的な要求額を示すのは、4000円以上を掲げた2009年以来、6年ぶりとなる。
経営側に賃金改善を求める強い姿勢を示すのが狙いだ。
また、全加盟組合の月額平均賃金は約26万円だが、トヨタなど完成車メーカーの平均賃金約30万円の2%にあたる
6000円を要求額とすることで、大手と中小の賃金格差の是正を図る。
来年1月の中央委員会で正式に決定する。
自動車総連は14年の春闘で5年ぶりにベアの要求を行った。
ただ、経営状況の違いに配慮して、具体的な要求水準は示さず、企業や業種ごとの労組がそれぞれ決めていた。