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2013年3月25日、新華社サイト・新華網は「使い捨て食器が国民の健康を脅かす」
とする記事を掲載した。
最近、中国では、「レストランで出された使い捨て箸が、お湯に何回かくぐらせただけで
鼻をつく異臭がして、お湯が黄色くなった」とのマイクロブログの書き込みが話題になった。
広西大学環境学院の莫創栄(モー・チュアンロン)博士によれば、箸は主に
木材か孟宗竹からできているため、水につけておいた場合ある程度黄色くなるのは正常だが、
異臭がする場合は過剰量の硫黄で漂白された可能性があるという。
国の規定では、竹を原材料とする使い捨て箸は、食品レベルの硫黄薫蒸による漂白が
認められているが、箸に残留する二酸化硫黄の含有量は1キログラムあたり600ミリグラムを
超えてはならない。また、木材が原材料の場合、硫黄薫蒸は認められていない。
しかし実際には、企業は生産許可証を取得する必要がないなど、使い捨て箸市場の
ハードルは低く、利益を追求する企業によって危険な使い捨て箸が大量に出回っている。
中国では年間約800億セットの使い捨て箸が生産されており、これは樹齢20年の樹木を
2000万本伐採するのに相当するため資源の浪費でもある。
一方、「白色汚染」と呼ばれ、14年間製造・使用が禁止されていた発泡スチロール製の
使い捨て容器が解禁される可能性が出ている。中国軽工業連合会などの業界団体は、
リサイクルできて石油資源の節約になるとして解禁を支持している。
しかし、食品安全の専門家は、ゴミの分類処理の体系が整っておらず、消費者に
環境保護意識が浸透していない現状で、こうした使い捨て容器が濫用されれば、食の安全を
脅かすだけでなく深刻な環境破壊につながると指摘している。
ソースは
URLリンク(www.recordchina.co.jp)