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ＡＩで動物管理 実証実験へ
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【ＡＩ活用で“視育”】
動物園で始まった、この取り組み。キーワードは「ＡＩで“視育”」です。
例えばチンパンジー。わたしたちヒトと同じように、体調が悪いと食べる量や活動量が減るそうです。
普通ですと飼育員が毎朝の清掃やエサやりの時などに、どれだけ活発に動いているかや食べたエサの量、
便の状態などを確認して体調の変化を捉えますが、夜の間など常に見続けることができるわけではありません。そこでＡＩの活用です。
動物がエサを食べたり眠ったりする時間、歩き方や鳴き声に至るまで、監視カメラの映像などを２４時間チェック。
ふだんと異なる点があると、ＡＩが判断していち早く、異常の内容をメールなどで知らせるのです。
常に動物たちを見守り続けるいわば「視育」を行うことで動物たちの体調の微妙な変化を捉えようという、この取り組み。
技術が確立されれば貴重な動物たちをより安全に飼育し繁殖につなげられると、期待されています。