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★米B52爆撃機、南シナ海の中国人工島周辺空域飛行 中国側「われわれの島から退去せよ」と通告
2015.11.13 10:46
【ワシントン=青木伸行】米国防総省のクック報道官は12日の記者会見で、米軍のB52戦略爆撃機が、
中国が建設を進める南シナ海の人工島の周辺空域を飛行したことを明らかにした。米海軍は10月27日
(現地時間)に、人工島の12カイリ(約22キロ)内をイージス駆逐艦「ラッセン」が航行した「航行の自由作戦」
を実施しており、空からの新たな示威行動とみられる。
国防総省によると、B52は2機で、8日にグアム基地を飛び立ち人工島の周辺空域を飛行した後、9日に同基地に帰還した。
クック報道官は「中国の管制官が当該機(B52)に交信を試みたが、機はそのまま任務を継続した」と説明した。
また「B52は一帯の国際空域を常に飛行している」と述べ、国際法に合致した行動であることを強調するとともに、
人工島周辺を「領海、領空」とする中国の主張を暗に退けた。
ただ、B52は人工島の12カイリ内の上空は通過せず、15カイリの外側を飛行した。米政治専門誌「ザ・ヒル」
(電子版)は米政府当局者の話として、中国側は「われわれの島から退去せよ」と通告したと報じた。
また、今回の飛行は航行の自由作戦の一環として行われたとしている。
米軍は2013年11月、中国が防空識別圏の設定を宣言した東シナ海上空に、グアム基地から2機のB52を急派している。
ラッセンが航行した後の今月初めに、マレーシアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議では、
航行の自由をめぐり米中が鋭く対立し、共同宣言の採択が見送られる事態となった。その後も米政府は、作戦の継続を表明していた。
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